
文化・社会認知神経科学に基づく 脳機能計測と教育現場への応用
間野 陽子
まの ようこ
社会科学高等研究院 特任講師
研究概要
文化的背景や発達特性の違いによって、人がどのように感情を表し、他者の気持ちを理解するのかを明らかにすることを目的とし、研究を進めている。 社会的場面での感情表出や共感のプロセスに焦点を当て、脳活動の違いを検討することで、多様な背景を持つ人々が理解し合うための科学的基盤づくりを目指す。
特徴・独自性
本研究の独自性は、日常の社会的相互作用に焦点を当て、他者理解や共感の神経基盤をfMRIと計算モデルで統合的に捉える点にある。文化比較により脳活動・認知機能・社会性に及ぼす影響を実証的に解明する。さらにインクルーシブ教育や個別最適化など、教育現場の計測へ橋渡しする点が新規性を強める。
応用可能性
日本では多様性が進み、異なる文化背景や発達特性をもつ子どもが共に学ぶ場面が増えており、本研究では、感情表出の脳内メカニズムを明らかにし、教育現場での理解や支援に役立てることを目指す。 学内外の研究機関と協働し、子どもが安心して自己表現できる学びの環境づくりに貢献している。また、倫理・プライバシーに配慮し、基礎研究の成果を現場での実践につなげていくアプローチを重視している。
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