一橋大学

一橋大学 研究シーズリスト

Hitotsubashi University Research Seeds

宮本 百合
Research Seed

文化差に基づく心と感情の形成メカニズム研究

宮本 百合

みやもと ゆり

社会学研究科 教授 社会学部 教授

心理・行動ビジネス変革・マーケティング・業務効率化教育・ウェルビーイング・人間行動支援
01 Research Overview

研究概要

文化心理学・社会心理学を専門とし、感情や認知が文化的背景によってどのように形成されるかを科学的に分析している。日米比較を中心に、感情制御の違い、混合感情が健康に与える影響を検証し、社会的階層や経済的格差が心理に及ぼす作用も研究対象としている。 さらに、パンデミック下での感情制御の文化差など現代社会の課題にも取り組み、行動実験やアンケート、生理的指標を組み合わせて文化と心理の相互作用を多面的に解明している。

02 Features

特徴・独自性

感情の文化差を単なる表層的な比較に留めず、社会生態学的要因や歴史的多様性といったマクロ要因まで踏み込んで分析している点に独自性を有する。稲作文化や災害脅威が協調性を高める背景、移民の多い国で感情表出が重視される理由など、文化の成り立ちを心理傾向と結びつけて説明するアプローチが特徴的である。 混合感情と健康の関連の文化差を検証し、感情制御の適応性を生理指標で裏付ける点も特徴的である。さらに、経済的格差といった現代的課題を取り込み、文化心理学を社会問題解決に応用する視点を持つことが、国際的にも高い独自性を示している。

03 Applications

応用可能性

文化差に基づく感情モデルは、ビジネスや教育分野などの幅広い分野での応用が期待できる。例えば、日本の混合感情に訴える表現と欧米のポジティブ重視型表現を使い分けることで、各国における広告・マーケティング効果の向上に繋がる可能性がある。 また、メンタルヘルス支援において文化に応じた感情制御法を取り入れることで、より効果的な介入が可能となる。国際的な組織や多文化環境でのコミュニケーション改善にも貢献でき、広く社会実装の可能性がある。

04 Figures

図表

文化差に基づく心と感情の形成メカニズム研究 図1
図1
05 Keywords

キーワード

文化心理学社会心理学認知文化感情健康社会階層
06 Contact

連絡先

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