一橋大学

一橋大学 研究シーズリスト

Hitotsubashi University Research Seeds

七丈 直弘
Research Seed

データとAIを駆使した戦略的フォーサイトと イノベーション戦略の立案

七丈 直弘

しちじょう なおひろ

ソーシャル・データサイエンス研究科 教授 ソーシャル・データサイエンス学部 教授

AI・データサイエンス経営都市計画・行政・環境・公共インフラ
01 Research Overview

研究概要

社会科学とデータサイエンスを融合し、膨大な社会データを活用して未来社会の構造変化を可視化・予測する「戦略的フォーサイト(Strategic Foresight)」の新たな方法論を構築することを目的とする。AIと自然言語処理、ネットワーク科学、計量書誌学(bibliometrics)などの手法を統合し、学術論文・特許・企業情報・ニュース・行政統計など数千万件に及ぶデータを分析することで、知識・技術・産業の進化パターンを抽出。 とりわけ、埋め込み表現(embedding)とグラフニューラルネットワーク(GNN)を用いた知識空間の再構築により、従来の統計分析では見落とされてきた新興技術の結節点や社会的転換点を定量的に把握することが可能となった。これを基盤として、科学技術政策、経済安全保障、産業戦略、スタートアップ支援などの分野において、エビデンスに基づく中長期的な戦略立案を支援している。 さらに、本研究は単なる分析技術の開発にとどまらず、「社会を観測する新しい科学」の構築を志向している。データを通じて人間・組織・制度の相互作用を解明し、社会変革を先導する「知の設計原理」を探究するものである。これにより、政策と産業を結ぶ戦略知インフラの基盤を形成し、未来社会の形成に資する持続的な知的エコシステムを創出することを目指している。

02 Features

特徴・独自性

AI・自然言語処理・グラフニューラルネットワーク(GNN)などの先端技術を用いて、膨大な知識ネットワークを解析し、政策・産業・学術を横断する新たな構造的知見を導き出す点に独自性を有する。 また、従来の定性的フォーサイト手法に加え、定量的エビデンスに基づく戦略的洞察(Evidence-based Foresight)を実現することで、政策立案・企業経営・研究開発投資のいずれにも応用可能な汎用的フレームワークを提供する。

03 Applications

応用可能性

本研究の成果は、政府・企業・大学を横断した戦略知の共創プラットフォームとしての実装を目指している。具体的には、政府機関における科学技術・経済安全保障政策の立案支援、企業の中長期戦略やシナリオプランニング、未来洞察の設計支援、経営幹部研修・人材育成プログラムでの応用、サステナビリティ経営や新事業創出のためのデータ駆動型戦略立案など、幅広い領域に適用可能である。AIエージェントによるリアルタイム分析や政策シミュレーションを通じて、「知の意思決定支援インフラ」として社会実装を進めている。

04 Keywords

キーワード

未来洞察R&D戦略科学技術・イノベーション政策
05 Contact

連絡先

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